世界各地で産するターコイズ。中でもイラン産のものは、質の高さと美しいブルーで有名です。
イスラム教シーア派の聖地マシュハド Mashhad から、鉱山のあるネィシャブール Neyshabur へ!
鉱山見学と買付の様子をご紹介します。
まずは、マシュハドのバザールあたりでリサーチ。
右の青いタコ坊主がワタクシ。イランに入ったばかりで、スカーフの被り方がまだまだです。
補足)イランはイスラム教の国。女性は旅行者であっても、スカーフなどで髪を隠します。
1月のある晴れた日、ターコイズ眠る鉱山へ。
我が家はただいま、軽自動車で日本からケープタウン(南ア)までの往復トリップ中。鉱山へも愛車で向かいます。
写真右端のお二人、マシュハドのバリさんと、現地出身のハミッドさんが案内してくれました。
バリさんは、絨毯業の傍ら宿 Vali’s homestay を営んでいます。バックパッカーの間ではよく知られている、なかなかの人気宿。ハミッドさんは、ヤマ育ちの温厚なアウトドア派。
ガイドの資格を持つお二人は、今回を機に「鉱山ツアー」を企画。視察のため同行が実現したというわけです。
ちなみに写真左三人は、鉱山の方たち。
坑道見学。
暗い、湿っぽい、足元危険。
いつトロッコが来るか分からないので、基本、走ります。
壁に、青く細く光るターコイズ。
薄っぺらい層。
希少さがよくわかります。
「今まで事故は?」
「ないよ」
「この鉱山はいつからあるの?」
「7,000年前から」
鉱山見学の後は、地元のお店で商談。
「テレビに出たことあるんだよ」
「ほんと?見せて見せて♪」
品定めしたり、
加工場を見せてもらったり、
ショップも何軒も見て、
働くムスリム女性にうっとり。
たくさん見すぎてクラクラするので、
キャラバンサライで一休み。
夜は石屋さんをハシゴ。
ご自宅にお邪魔するので、イランの日常生活が垣間見えます。
近くの塩鉱山に寄り道したりしながら、帰路。
短い日程、準備不足のあれこれの中、有意義なターコイズとの出会いでした。
親切なイランの皆さんに感謝。