Larimar
カリブ海の海と空そのままの石が、ラリマーです。斑模様は、まるで水の波紋。見ているだけで、太陽が煌めき、さざめく波の音が聞こえてくるようです。
ペクトライトは他の産もありますが、ラリマーはドミニカ共和国産のみ。色合いが美しいだけでなく、希少性が高い、ヒーリングストーンとしても名高い、と人気が出る要因が揃っています。
私が産地を訪れたときの印象は、マーケットでのラリマー人気ヒートアップとは裏腹に、素朴そのもの。青い空、キラキラと跳ねる青い海。海岸に流れ着いたラリマーの欠片を拾い集める子供たち、鉱山や加工場の職人さんたち、バイヤーさんたち。どこに行っても、ラテン系の明るさとラフさが溢れて、のんびりした笑顔がありました。
ラリマーの石言葉「愛と平和」「安らぎ」の所以は、そんなところにあるような気がします。
- ソーダ珪灰石/曹灰針石(和名)Larimar(英語・スペイン語名)
- 産地:ドミニカ共和国
- ソーダと水酸基含有の珪灰石。青色は不純物である銅が由来。
- モース硬度:4.5~5(軟鉄~ガラス程度)
- - 世界三大ヒーリングストーンの一つ。他二つは、チャロアイトとスギライト。
- 1974年に発見された新鉱物。
- 硬度のわりには靭性が高いので、研磨が難しい。
- カリブ海3大宝石の一つ。他二つは、コンク・パール(西インド諸島)、琥珀(ドミニカ共和国)
- 別名「アトランティスストーン」「ドルフィンストーン」 - 石言葉:愛と平和、安らぎ
- 取扱注意:太陽光を避ける。