Opal
私が最も魅了された石が、メキシカンオパールです。中でも、母岩付きのカンテラオパール。オパール自身とても美しいのですが、その母岩と共にある姿が、自然の石としての生命力を感じさせたのです。
「この石と一緒に暮らしたい」「指輪にしたら綺麗じゃない?」と考えて、覚えたてのマクラメで作ったのが、Jaboo の始まりです。
今でも私の指にあるのは、10年以上前に出会ったメキシカンオパール。時に眺めたり撫ぜたり、光にかざしてはうっとり、話しかけてはにんまり:)。
オーストラリアのオパール鉱山クーバー・ピディ Coober Pedy に行ったときは、鉱山内でキャンプする、という珍しい体験もしました。その訪問記は後ほど。
- 蛋白石(和名)Opal(英語名)Opalo(スペイン語名)
- 産地:主にオーストラリア、メキシコ、エチオピア。他にブラジル、ペルー、日本(福島県)、インドネシア。
- 二酸化珪素と水の非結晶質の鉱物(成因は他にも様々)。成分中に10%ぐらいまでの水分を含む。
遊色効果をもつオパールのことをプレシャス・オパール precious opal と呼ぶ。遊色効果がなく不透明なものは、コモン・オパール Common opal。
地色によって、ブラック・オパール black opal、ファイアー・オパール fire opal、ウォーター・オパール water opal、ホワイトオパール white opal、ブルーオパール blue opal など。
その他、
- カンテラオパール:流紋岩質の母岩付きでカットされた、主にメキシコ産オパール
- ボルダーオパール Boulder Opal:褐鉄鉱の母岩付きでカットされた、主にオーストラリア産オパール
- エッグ・イン・オパール egg in opal :卵のような白っぽい含有物を持つオパール。 - モース硬度:5~6(ガラス、ナイフの刃程度)
- メキシコ産、エチオピア産のものは、火山溶岩中にできる火山性オパールで水分が多く、透明感がある。一方、オーストラリア産のものは砂岩中にできる堆積性オパール。それぞれ水分量や性質が異なる。
- 10月の誕生石、結婚14周年記念の石
- 石言葉:希望・無邪気・好転・隠れた才能を高める
- 取扱注意:汚れた水に浸けない。直射日光や乾燥を避ける。